榎 戸 材 木 店 ブ ロ グ

東京の新木場で、山武杉の低温乾燥材を取り扱っています。

ブログを移転しました。

誠に勝手ながら、ブログを移転しました。 移転先のアドレスは、 http://www.enokido-lumber.co.jp/ です。 今後共ご愛顧よろしくお願いいたします。 ㈱榎戸材木店 榎戸勇人

#12_山武杉のブランド化

前回、千葉県の木材市場にスギ丸太を仕入れに行く話を書きました。山武スギを銘木だと言う人もいますが、殆どの人は知りません。秋田スギや吉野スギのように全国に出荷されているわけではなく、ほぼ全量が千葉県内で消費され、県外に出回ることが少ないから…

#11_スギ丸太を買いに

3月20日、一旦会社に来た後、社員2人と共に千葉県の東金市にある木材市場に山武スギの丸太を買いに行きました。 「買いに」と言っても必ず気に入った丸太があり、それが欲しい値段で買えるとは限らないのですが、2月の市が大雪で丸太が出て来ず、ほとん…

#10_会社のトイレ

会社のトイレをリフォームし、自社で扱っている山武スギの床材、壁材を張りました。壁は天井まで張るとサウナのようになってしまうので腰高までにして、その上は化学物質を出さない健康壁紙にしました。もちろん羽目板は無塗装で、低温乾燥させた山武スギの…

#09_進歩した家

我が家は築32年。隣に建てた山武スギの家と比べるにつれ、住宅も着実に進化しているのだと、改めて思いました。今年の冬は一段と寒いですが、最新の家は高気密高断熱で、外の寒さがウソのようです。20坪弱の小さな平屋の家ですが、一旦室内が暖まると、…

#08_山武スギの家

当社の主な取り扱い樹種である山武スギをふんだんに使用した「山武スギの家」が完成し、内覧会を行いました。建てて頂いた工務店の「材木屋が建てた、木にこだわった本物の自然住宅」とのホームページでの宣伝の効果か、埼玉県や横浜からも来場者が集まり、…

#07:柾目と板目

スギの特徴の1つに、目合いがハッキリしていることがあります。木目を楽しむのであれば、ヒノキやヒバより断然、スギがお勧めです。 ご存知の通り、木目には柾目と板目があり、使い道によって使い分けられます。樽や桶を作るには後から狂ったりすると、中に…

#06:当社の内装材

写真は当社で扱っている内装材です。 一番上の黒い大きな断面のものは以前書いた千葉県産の山武(さんぶ)スギの枕木で、片側に大きな割れが入ったため別にしておいたものです。多少、ネジレもありますが、2面には節が無いので製材し直せば何か取れるだろう…

#05:建具材の乾燥

岩手県の木工所から、スギの賃乾燥依頼をいただきました。 わざわざ岩手県から東京の新木場まで木材を運んできて乾燥させ、また引き取るというのは手間や費用、時間が掛かりますが、それだけの理由があります。 羽目板やフローリング以上に、建具材*1や造作…

#04:黒心柱、乾燥中

腐りにくく、シロアリの被害も受けにくい黒芯材は、江戸時代から南房総などシロアリが多い地域では高級材として住宅などに使われてきました。 また、スギとしては硬く丈夫なこともあり、木造船の材料としても高く評価されていました。 しかし、未乾燥の状態…

#03:愛工房から採れる水

低温乾燥機「愛工房」は壁、床、天井、全てが木でできており、中に入れた乾燥させる木材から出た水は、壁の板を伝わり中に入れたダンボールの断熱材を通し、さらに外部に張られた板から大気中に放出されます。 冬場の空気が乾燥した時期ならばそれで十分なの…

#02:空気は買えない

私たちは、安全でおいしい水が飲みたいと思えば、スーパーやコンビニで買ってくることができます。 しかし、安全で健康的な空気が欲しいと思っても、買って手に入れることはできません。 家にいる間中、そこに住む人達はその室内の空気を吸わざるを得ません…

#01:愛工房乾燥中

低温乾燥機「愛工房」で現在乾燥させているのは、千葉県産の山武スギの羽目板*1用の原板(厚み15ミリ)と、黒芯スギのウッドデッキ材用の原板(厚み37ミリ)、そして黒芯材の120ミリ角の化粧柱*2、玄関框〈かまち〉*3用の黒芯スギです。 通常は45℃で乾燥させ…