榎 戸 材 木 店 ブ ロ グ

東京の新木場で、山武杉の低温乾燥材を取り扱っています。

#09_進歩した家

我が家は築32年。隣に建てた山武スギの家と比べるにつれ、住宅も着実に進化しているのだと、改めて思いました。今年の冬は一段と寒いですが、最新の家は高気密高断熱で、外の寒さがウソのようです。20坪弱の小さな平屋の家ですが、一旦室内が暖まると、ペレットストーブの火力を最小にしても十分温かいです。ペレットストーブの燃料代は灯油より安く、最小の火力なら1日に使用する量は5~6kg程度です。金額にすると300~400円です。

その点、我が家は薪ストーブをガンガン焚かないと暖かさが維持できません。今年の薪の消費量は例年の50%増しを越え、このままでは薪が足らなくなりそうです。薪は会社で出る端材を燃やしているのでタダですが、もし買うとなるとペレットの何倍もします。

また、我が家のリビング・ルームの掃き出し窓は断熱性能が低く、近づくと冷気を感じます。熱が逃げている証拠です。隣の新しい家は掃き出し窓に近づいても、全く寒さを感じません。吹き抜けの天井に取り付けられたファンがゆっくりと回転し、天井付近に溜まった暖かい空気は部屋全体に行き渡り、トイレや風呂場もドアを開けておけば家の中の温度差はなく、快適です。我が家のように薪ストーブのある部屋から出た途端、震えるような寒さを感じることはありません。住宅の進歩には驚かされます。

 

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